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Posted by たまりば運営事務局 at

2011年02月06日

《 自転車遍路 携行品五則 》

前回の自転車走行十則に引き続き、自転車遍路携行五則をお話しします。携行品はなるべく減らすことを心掛け軽量化を図ることによって、快適な自転車遍路が出来ることでしょう。これさえ持って出かければ自転車遍路旅は半ば結願(けちがん)した気分になれます。もう一度、走行十則を自転車遍路の心構えとして読み直してみてはいかがでしょう。

《 自転車遍路 携行品五則 》

1. 走行車種決定は、普段乗り慣れたバイクを、もしくは思い入れのある愛車中の愛車を選定しましょう。
・ まず、車種をどうするか?自分が可愛がっている自転車。それが同行二輪でしょう。私の場合はフォールディングバイク(折り畳み)20インチ(KHS F20-R)がその答えでした。MTB やランドナーにバッグを沢山携行した自転車遍路仲間にも沢山会いました。

2. 携行装備は、キャリーバッグか?ショルダーか?
・ 私は、H 社製のショルダーバッグに約7Kg の荷物を背負い、輪行袋の利用を前提にしているので、自転車本体にバッグ類は一切取り付けずに走行しました。キャリーバッグ装備は所有していないこと、山門(仁王門)の門前で“同行二輪”の記念撮影を行うためには自転車が身軽な方がベターであること、また、遍路をするための装備品は歩き遍路の場合
と同様に、最少の荷物に絞ることが肝要なのです。

3. ジャージは必携で、上下最低2枚、グローブも予備に一組が欲しい。
・ 梅雨時のウエアは半袖ジャージにショーツスタイルがベスト。降雨が心地よいシャワーに変身してくれます。
・ 酷暑時のウエアは長袖ジャージにショーツスタイルがベター。知らずして両腕が日焼けで真っ赤に変身してしまします。虫さされにも気を付けたいのですが、足の日焼けは自転車乗りのステータス・シンボルということになります。
・ グローブは降雨や発汗やお手水(ちょうず;お寺さんの入口にある清めの水)でウェットな状態になりがちであるため、もう一枚が必要。サイクルショップは山中にはありませんので、あしからず。実は、愛媛県サイクリング協会のO 女史に教えてもらい、急きょ松山市内で手に入れたのが実情でした。(笑い)

4. ドリンクボトルは、2本あればベター。
・ 1本でも良いのですが、うち1本は峠越えにはありがたいおいしい湧水を頂きます。命の水ですね。思わず合掌!!地元の方々のちょっとしたおもてなし。名水の“お接待”があるのです。ペットボトル900mL(コンビニもない山道を4時間以上押し歩く自転車遍路には500mL では小さい)入りでも可です。

5. 予備タイヤチューブと共に空気入れを持参すべし。
・ お恥ずかしいことですが、第1番札所から第31番札所の第1行程では一切自転車の不具合はなく帰京した。油断大敵。第2行程後半の香川県内で、結願(けちがん)まで後8カ所というところで(納経後で、さあ出発という時)パンクを発見。そこには救いの神?いいえ、天使?が現れたのです。タイヤチューブを交換後、MTB 自転車遍路仲間に空気入れを借用して復旧完了。感謝!感謝!

番 外
・ 次回の自転車遍路を考えるならば、その時は“ポータブルGPS ナビゲーション”を取り付けて1400Kmを走り、デジカメで撮った写真に位置情報を追加し、地図ソフト上で撮影した写真を表示してみたい。つまり、四国自転車遍路の旅に携えれば、四国全土地図に走行軌跡と共に、撮影写真が収まる。さらに、標高データと連携すれば、走行縦断図も作成できる。素晴らしい。もう一度走ろうかな!!

ま と め
・ 携行品は、遍路をするために新たに購入する必要はありません。普段使用している、使い慣れた道具・工具類を選択して持参することが良いでしょう。歩き遍路も自転車遍路も山中では自身のみが頼りなのですから。パンク修理も自身で解決しなくてはなりません。エアポンプはやはり必須です。(笑い)
・ 自転車遍路は自動車が走る一般道路を走行します。したがって、基本的には国土交通省の道路案内標識が走行の方向付けに役立ちます。しかし、これのみでは目的の札所に自転車で行き着くのは不十分なので、縮尺が二万五千分の一から三万五千分の一の歩き遍路さん向け地図本を入手し、縮尺の大きな地図との併用が良いでしょう。私の場合は、全行程の1/3を縮尺40万分の一の高速道路地図と頂き物の磁石での走行実績があります。“ポータブルGPS ナビゲーション”があれば、なお楽しい自転車遍路となることでしょう。
・ さあ!!これからの自転車遍路をめざし計画を立て、トレーニングに励みましょう。
写真を地図上に表示できる画像閲覧ツール;

ルートラボ”ルートを見る”、”mark”
で検索してみてください。
  


  • Posted by マーク内田 at 17:45Comments(0)自転車遍路

    2011年02月06日

    《 自転車遍路 走行十則 》

    《 自転車遍路 走行十則 》
    1. 宿泊場所は民宿の素泊まりを基本とし、遅くとも当日の夕方16:00頃までに宿泊先に連絡をすべし。
    ・ 朝食の時間に左右されない、夜明けを待った早朝の出発時刻を設定できる。
    ・ 計画通りの走行は困難なので、当日の素泊まりを基本とすると良い。予約も比較的取りやすい。
    ・ 旧盆の時期はなるべく避けたい。(民宿は休みが多いし、お寺さんも忙しい!?)

    2. 走行計画は1日50~70Km を目標とすべし。
    ・ 自転車遍路の全行程実走行距離は、公称1,400Km 以上あります。色々なハプニング(コースアウト、休憩時間、寄り道、ご接待や歩き遍路さんとのふれあい時間)を考慮し無理のない走行計画を立てましょう。

    3. 山頂にある札所の麓に宿泊地を選定し、翌日の出発に備えるべし。
    ・ 早朝の涼しい夜明け直後をねらってスタートすれば、自転車の押し歩きの辛さが吹き飛ぶ。
    ・ 縦断勾配が22%。道路構造令等で許される数値ではないので信じられないが、このような箇所が沢山あります。
    ・ 納経所の受付時間は7:00~17:00であり、夜明け後、約2時間の走行時間を確保できます。

    4. 走行ルートは、絶対に歩き遍路道を避けるべし。
    ・ 地図を見て、舗装道路で行けそうだな、と思っても歩き遍路道へは入らない。あぶない、危ない。
    ・ 自動車道路はヘアピンカーブ。歩き遍路道はそこをショートカットする道。最大難所第12番札所焼山寺への後半部で案内表示にしたがって遍路道を下りかけた時、たまたま通りかかった住民の方に引き留められ安堵しました。

    5. 走行ルートは、旧道を走行すべし。
    ・ 自転車通行可の広い歩道がある国道の走行は快適だが、並行していれば遠回りでも旧道を走って欲しい。宿場町等の風情のある町並みをポタリングできるし、地元の方々とのふれあいができます。自転車で目的地を定めたり走行計画を立てたりすることなく、気分や体調に合わせて気の向くままに走ることをポタリングと言いますが、まさに路地裏あるいはこれまでに走らなかった小路を走ることによって、新たな発見と喜びや楽しさを体験できる自転車の醍醐味を再認識しました。

    6. 上り勾配では、歩道走行を心掛けるべし。
    ・ 峠越えや立ち漕ぎも出来ない上り勾配の山道では疲労の蓄積を考慮の上、歩道を走行し安全対策を心掛けましょう。

    7. 峠越えでは、必ず頂上で休憩を取るべし。
    ・ ちょっと一服。景色を見るもよし。汗を拭くもよし。ドリンクを飲むもよし。とにかく一呼吸して、これからの快適で楽しみなダウンヒル走行のために、心と体の準備をしましょう。この下りの爽快感を味わうために、苦労して上がってきたのですから。でも、スピードとコースアウトには気を付けましょう。

    8. 弘法大師生誕地第75番札所善通寺の宿坊に泊まるべし。
    ・ 歩き遍路さんお奨めの宿坊で、設備の良さと朝5:30からの勤行(ごんぎょう)体験をして欲しい。もっと早い段階で宿坊に泊まれば、朝もしくは夜の勤行で般若心経の読経も上手になること受け合いです。

    9. 歩き遍路さんとの会話から、明日への道が開く。
    ・ 走行中、歩き遍路さんを追い越すことが多々ある。山歩き同様にお先にとか、頑張ってとか声を掛け合うこととなる。また、民宿の夕食時の歩き遍路さんとの会話で色々な情報が入手できる。追い越したはずの歩き遍路さんと山頂の札所で再会することもしばしば。また、宿坊、民宿、野宿、善根宿(ぜんこんやど;お遍路さんに無料で宿や食事を提供してくれる個人のお宅)を教えてもらえるし、楽しい話を含めて情報満載な歩き遍路さんが沢山います。

    10. “ご接待”とは何気ない会話、ふれあいから自然体で生まれるもの。遠慮無くお心を頂きましょう。
    ・ 素泊まり民宿で突然手渡された朝食のおにぎり三つとおつけものは、山頂で一粒残さず頂きました。また、おばあちゃんに手渡されたペットボトルの冷凍麦茶は、とにかくおいしく飲ませてもらいました。
    ・ 早朝走行中、民宿の近所で散歩中とおぼしき方に手を合わされる。お坊さんになって拝まれたような気分。『ありがとうございます。』感激しました。
    ・ 今治の国分寺(59番札所)前のタオル屋さんでは遍路さんにタオルを接待していました。タオルに刺繍を施してプレゼントしてもらえるのです。私の注文は“自転車遍路で風をきる”。私限定の最高のプレゼントとなりました。
    ・ 野宿した椿堂の綺麗なトイレ内の水道水での入浴?を勧められたご住職に感謝。心身共に綺麗になりました。

    ま と め
    ・ 弘法大師との“同行二人(どうぎょうににん)”。自転車遍路一人旅ではなく、お大師さまに見守られながらの二人旅なのです。やはり、人は人に支えられていることを実感します。

    ・ 全てのお遍路さん(移動手段としての自動車、オートバイ、自転車、歩き)共通のテーマですが、明日の遍路旅に臨むための第一の心構えは健康体を維持することにあります。風邪、腹痛、足腰等に違和感があっては遍路旅の続行は不可能になります。自身を取り巻く全てのものに感謝する心を持ち、同行二輪への愛情をもって走り、そして最後に健康体であるという、心技体のバランスをもって、はじめて、遍路旅は結願(けちがん)できます。

    ・ 四国四県での人々とのふれあいでは、我々が忘れかけていた“こころ”を再発見できます。それは、子供達が必ず挨拶をしてくれることに始まり、“お接待”という慣習に至るまでのプロセスには、お大師が残してくれた長い歴史を感じ、都会の生活から忘れ去られた“人の心”や“人情”を思い起こさせます。自転車による遍路旅は、自動車では味わうことの出来ない、四国の人々とのふれあいができます。

    ・ 歩き遍路では全行程40日~50日を要しますが、自転車では約20日にて四国1,400Kmの走行が可能です。自動車遍路を経験しての今回の自転車遍路旅は、格別の感慨と想い出を残してくれました。

    ・ 民宿でお会いした歩き遍路の長崎県のYさん!『先日の紀行文を読ませてください。待っています!』

    ・ 宮城県のKさん!『楽しかった?!遍路旅!高野山金剛峰寺でお会いできますように!』
      


  • Posted by マーク内田 at 17:33Comments(0)自転車遍路
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    東京サイクリング協会(任意団体・創設58年)にて、サイクリングの企画、運営、参画とFacebook、ブログ、ツイッター等で楽しんでいます。
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