緑川通り自転車レーンの整備
立川市都市整備部交通対策課自転車対策係が実施した自転車レーンの整備を紹介します。
既に、『自転車の通行環境のモデル地区』として、港区 品川駅港南口地区、江戸川区 西葛西地区及び小平市 小平駅南口地区の3地区を”モデル地区及び整備対象路線”として、警視庁交通規制課が地方自治体と共に整備計画について検討が進められている。
立川市では、有識者を委員とする『平成24年度第一回立川市自転車等駐車対策協議会』を開催し、(開催日時 平成24年10月24日(水))”今後の取り組み”において、当該整備が計画されていた。
既投稿ブログ『緑川通り自転車レーン整備に係る説明会』
にて、逆走及び対面・逆走通行が頻繁な現状について懸念の意見を述べた。
立川のケースでは、当該路線北側からの連坦街路が多いため、駅中心部へ向かう逆走・交互交通量が多く(自転車動線や出入り小街路の多さ)、そこに片側通行の自動車交通が存在することで、問題を複雑化し、難しさを呈している。
方位について。標準横断図の左側が北側で、逆走・対面自転車交通が多い地区。
しかし、完成された現場を見て感じたことは、主要箇所への”案内(注意喚起)看板”の設置が自転車利用者へのルール、マナーを喚起すると共に、箇所に応じた適切な表示内容の看板が設置されたことです。
立川市公式マスコットキャラクター『くるりん』も描かれています。
案内(注意喚起)看板パターン①
『自転車は車道左側を通行しましょう』
(正走対応の注意喚起看板)
案内(注意喚起)看板パターン②
『自転車は矢印の方向に通行しましょう』
(逆走対応の注意標識)
案内(注意喚起)看板パターン③
『自転車も信号を守りましょう』
案内(注意喚起)看板パターン④
『注意して通行しましょう』
この先の交差点での走行注意を促しています。
さらに、歩道乗り上げ部の切り下げ対応は、歩車道境界ブロック(3.0m=0.60m*5枚)及び夜間案内の『自発光デリニエーター』が2箇所に設置されています。(夜間の認識効果が大ですね)
このような、逆走、対面通行が避けられない当該路線北側地区に対する対応を、注意喚起看板にて対処していることが、最大限の方策ではないだろうと再認識してしまいました。
このケースの対案としては、防護柵等による単路部完全出入り制限ありの『対面方式自転車専用レーン設置』でしょうか。
自転車ナビマークについては、進行方向が不明・わかりにくい・逆走を制止できない・・・。ですね。
今後は対策後の実態を調査・分析し、自転車、歩行者、自動車の棲み分けがされた安全な走行空間の創出に期待します。
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