『黒部の太陽』鑑賞後の想い

マーク内田

2013年07月20日 19:35

予約しておいた本日初日公開の『黒部の太陽』を立川シネマシティにて鑑賞しました。

立川市の姉妹都市である長野県大町市に位置する、大町アルペンラインの先に、黒部第4ダムがあります。

この大町トンネル掘削に関わる施工主・熊谷組と発注元・関西電力の男のドラマです。

元建設コンサルタント勤務の我が身を振り返ると、避けて通れないのが東海北陸自動車道山田トンネル(L=450m)下り線工事での体験が、走馬燈のように蘇りました。

大町トンネルほどの長大トンネルではありませんでしたが、短いながらもトンネル中間点付近での天端からの湧水と小崩落が発生しました。

まず、緊急復旧対策工法を共同企業体の技術者の皆さんと日夜検討し、先行ボーリングによる湧水処理対策や天端小崩落の恒久対策工法の工事対応に苦慮しました。

建設に携わった共同企業体の皆様、その節は大変にお世話になりました。・・・とね。

この機会に、偶然見つけ、暖めていた動画をご紹介します。

東海北陸自動車道(瓢ヶ岳PA(ふくべがたけ)→郡上八幡IC)動画を偶然に見つけました。

美濃市HPの美濃橋(歩行者・自転車専用橋)の流れで発見しました。


実はこの動画の最初のトンネルの『山田トンネル』(下り線)工事の施工管理を担当していました。

工事は福井県と京都府の土木業者が請け負い、JH岐阜工事事務所(後の中日本高速道路株式会社)が担当していました。

工事事務所が各務原に有り、岐阜ICを入り最寄りの美並ICから一般道で工事現場に通いました。

この区間までが4車線区間で、この先、郡上八幡方面の4車線化工事が計画されていました。

とても懐かしく、当時の様子が目に浮かびます。

開通後はご無沙汰でしたので、この動画に非常に感謝しています。

無事に開通していた喜び(今頃?)をかみしめています。

動画の作成者に対し、『ありがとうございました。』


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