2011年07月18日
ドイツサイクリングツアーの想い出~第2日目~
*あらすじ
2011.05.31~06.11(11日間)ドイツメルヘン街道を北上し、
マイン川、キンツィッヒ川、フルダ川、ヴェーザ川に沿うサイクリングロードを、ブレーメンまで走破してきました。
フランクフルト空港近郊のニーダーラートに宿泊し、ホテルにほど近いマイン川自転車道を北に向かってスタートし、
自転車走行8日間、8名(女性2名・男性6名)の団体にて全走行距離480Kmのサイクリング及び観光の旅を成し遂げました。
*2日目 2011/6/1 ニーダーラート(Niederrad)→ハーナウ(Hanau)
天候:小雨時々曇 サイクリング1日目(6/1)の走行距離:約34Km(25Km)( )内は、予定
1.サイクリング・観光・日独友好
今朝の下見で見つけた“R3”の標識。昨日、夕食のためDB(D-Bahn)を乗り継いで出かけた際に散歩した自転車道が、
『ホテルまで繋がっていれば良いのにね!』と話していたイメージ通りのR3自転車道でした。
これから、370km(後日、Nさんから訂正があり、自動車ルートでの距離であることが判明。ごめんなさい!!)のロングライド?のスタートです。
自転車の走行編成は、打合せの通り先導・T、中間・N、最後尾・U。
しかし、写真撮影のため,N,Uは順に最後尾の状況。UとTも、時々先頭を遙かに追い越し、一人一人の走行写真の撮影に励む。
8名の団体走行でのペースはやや遅くなるため、快走にはイマイチなので少々ストレス気味に?
この7名追い抜きがストレス発散に有効であった。その後は、Tさんのビデオ撮影も加わった。
昼時なので、水門設備のある集落に入り込み、しばらく街中を散策した。
(マイン川の氾濫に備え、このような設備が古くからあるのでしょう。日本では、海岸と漁村の間に良くある水門に相当しますね)
石畳の多い街中に入ると、さすが自転車の国。
ユニークな駐輪設備があり、ここに愛車を駐輪し、
思い思いにスーパーやこの先奥にある屋台の食べ物屋さん等で好きな食べ物を食しました。
私は、パン屋さんでコーヒーを添えて購入しました。(これから毎日、ドイツパンの食べ放題に巡り会うのですが・・・。)
支払いは、ユーロコインを手のひらに載せて金額分を取ってもらいました。
(事前に調べておいたけれど、コインの種類・金額が不明で面倒くさいので、アルバイトらしき地元のリンゴほっぺの?娘さん
に・・・、コインを手のひらに載せお任せしました。)
川沿いの自転車道を走っていると、これからも必ずと言って良いほど、一つの街に必ず見事な美しい教会があるのです。

対岸の美しい教会をパチリ。(写真を撮っていたらきりがないし、走行の列から大きく離されてしまう。)
現地時間の15時前頃、R3自転車道ですれ違った徒歩散歩中のご夫婦とNさんが、日独友好150周年イベントに入り込みました(笑)。
(詳細は、Nさんの紀行文にお任せします。)
日独友好とは、折り鶴ならぬ、折り白鳥にて友好を育んでいました。
(箸袋で作成した箸置きの折り白鳥を、大量に日本から持参していたのです)
これからは、このようなシーンが沢山あるのです・・・。
ドイツ語がわからない小生は、じっと、話に聞き入っているのでした。
(Nさんを待たないと、最後尾走行のお役目が果たせないのと、先頭のTさんとの距離感にも、気を遣わねばなりませんので・・・。)
途中、間違えて危うくハーナウの街を通り過ぎそうでした。鉄道橋・道路橋でマイン川を渡り、事なきを得ました。
渡りきった右岸橋詰めで、右遠方に原子力発電所のドーム(スリーマイル島原子力発電所タイプの型)を発見しました。(Kraftwerk Staudinger)
9日目のハーメルン手前にも、間近に同じ型式のドームを見ることとなるとは。
原発反対の先鋒国ドイツの2箇所の原発ドームに遭遇したのでした。
インターネットにて事前に調べておいたレストラン風の写真を頼りに、やっと探し当てたホテル・レーマーホーフだが、
時刻は15時前、ホテルの扉が閉まっていたので、皆で近くをウロウロと探し回った。
しかし結局見つからず、Nさんの持参した携帯電話にて後日夕食を取ることとなるホテルのフロントに繋がり、
予約先ではないホテルへの宿泊となった。
泊まった部屋のホテル名は、ホテル・ツム・リーゼン・ジュニア。
夕食をしたホテルのレストラン名は、ホテル・レーマーホーフ。
そして、朝食を取ったレストランのホテル名は、ジュニア名が付かないホテル・ツム・リーゼン。
つまり、3つのホテルが協定関係にあるのでは?
朝食を取ったホテルの支配人は、以前福岡に住んだことがある親日家で、ロビーやレストランの隅々に日本に因んだ品々が数々飾られていました。
さらに、ホテルの入館時には、街を紹介するパンフレットやマップやハーナウ・ステッカー等が袋詰めで用意されていました。
ようこそ!ヤーパン!!!
この町ハーナウは、サイクリストにとっても優しい街なのです。
また、日本の鳥取県と友好都市協定が結ばれていることが、帰国後判明しました。
ホテルがこれほどの資料(今、旅行の想い出をさかのぼるのにとても役立つ資料)を、沢山用意していてくれたことに。感謝!!
2.部屋割とバスタブの有無(ホテル・ツム・リーゼン・ジュニア)
ハーナウ・人口8万8千人。2、9、10、11、12号室の全てにバスタブなし。我慢・我慢。
旅行代理店のホテル選択は、十分にその特徴をつかんで、土地に見合った宿泊先を決定して貰っていることは、
日を追う毎に感じていました。
3.翌日の準備
各自走行後の自転車を、約30m離れた別棟の屋根付き資材倉庫のような場所にそのまま置き、明日のサイクリングに備えた。
小雨に汚れた愛車を、ウエスやちり紙等で綺麗に掃除をした。
4.夕暮れ時の街の散策
ハーナウの街は、グリム兄弟生誕地。碁盤の目に整備されている市街地中心部を自由行動で、散策しました。
ホテルの駐輪場の場所で気がついたことは、旧市街の都市形成は、歴史的な理由で碁盤の目整備がされていること。
道路に囲まれた住居等建物の内部空間は、作業場や駐車場、中庭等の落ち着いた静かな生活空間が形成されていること。
また、市庁舎(Rathaus)は街の中心に必ずあり、荘厳な建物として各地に見られました。
グリム兄弟国立記念碑(Brueder Grimm-Nationaldenkmal)前の集合写真は、通りすがりのおじさんに撮ってもらいました。
サイクリング1日目は、8名全員無事に約34Kmを走りました。
5.夕 食
本来宿泊する予定であったホテルの1階にある、レストラン・レーマーホーフにて、珍しい本場チェコ産バッドワイザーにて乾杯をした。
注)「バドワイザー」(Budwaiser)の名称は、ヨーロッパ屈指の中世以来のビール産地として広く知られている
チェコ・南ボヘミア州のチェスケー・ブジェヨヴィツェ市のドイツ語地名・ブドヴァイス(Budwais)にちなんだものです。
夕食時の乾杯は2日目だが、この一瞬の楽しみのために、これからの日々8名団体走行への励みとなっていることは、間違いない!!!
また、隣席の住友ゴム工業株式会社『ダンロップ』研究開発本部(神戸市)から業務赴任の日本人の方々8名と言葉を交わし、
名刺交換を行った。ドイツでの日本人とのふれあいは、街中では最初で最後の機会でした。
つづく
ドイツサイクリングツアーの想い出~第3日目~
ドイツ・メルヘン街道サイクリングツアーあとがき
ドイツサイクリングツアーの想い出~第11日目~(帰国へ)
ドイツサイクリングツアーの想い出~第10日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第9日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第8日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第7日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第11日目~(帰国へ)
ドイツサイクリングツアーの想い出~第10日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第9日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第8日目~
ドイツサイクリングツアーの想い出~第7日目~
Posted by マーク内田 at 07:37
│Comments(3)
│ドイツサイクリング事情
この記事へのコメント
ロマンチック街道、ボクも数年前に単独で走りましたが途中で少し迷いました。地元の人につたない英語で道を尋ねると、親切に教えていただけるのですが、それが自転車のルートでなくて……。
おいしいヴァイセンビールとホワイトアスパラ、城壁都市が記憶に蘇りましたが、海外を走って思うのは日本の良さ。荒川サイクリングロードも世界に誇れるインフラと、周辺文化があります。
ともあれ、信号を気にせずに走れるサイクリングロードはじつにいいですね。
そういえば、ロマンチック街道は自転車優先だったなぁ。ニューヨークのセントラルパークや、ロサンゼルスのシーサイドに続くサイクリングロードは散歩やジョギングの人がけっこう居たっけ。
おいしいヴァイセンビールとホワイトアスパラ、城壁都市が記憶に蘇りましたが、海外を走って思うのは日本の良さ。荒川サイクリングロードも世界に誇れるインフラと、周辺文化があります。
ともあれ、信号を気にせずに走れるサイクリングロードはじつにいいですね。
そういえば、ロマンチック街道は自転車優先だったなぁ。ニューヨークのセントラルパークや、ロサンゼルスのシーサイドに続くサイクリングロードは散歩やジョギングの人がけっこう居たっけ。
Posted by 松本敦 at 2011年07月18日 19:25
ロマンチック街道、ボクも数年前に単独で走りましたが途中で少し迷いました。地元の人につたない英語で道を尋ねると、親切に教えていただけるのですが、それが自転車のルートでなくて……。
おいしいヴァイセンビールとホワイトアスパラ、城壁都市が記憶に蘇りましたが、海外を走って思うのは日本の良さ。荒川サイクリングロードも世界に誇れるインフラと、周辺文化があります。
ともあれ、信号を気にせずに走れるサイクリングロードはじつにいいですね。
そういえば、ロマンチック街道は自転車優先だったなぁ。ニューヨークのセントラルパークや、ロサンゼルスのシーサイドに続くサイクリングロードは散歩やジョギングの人がけっこう居たっけ。
おいしいヴァイセンビールとホワイトアスパラ、城壁都市が記憶に蘇りましたが、海外を走って思うのは日本の良さ。荒川サイクリングロードも世界に誇れるインフラと、周辺文化があります。
ともあれ、信号を気にせずに走れるサイクリングロードはじつにいいですね。
そういえば、ロマンチック街道は自転車優先だったなぁ。ニューヨークのセントラルパークや、ロサンゼルスのシーサイドに続くサイクリングロードは散歩やジョギングの人がけっこう居たっけ。
Posted by 松本敦 at 2011年07月18日 19:25
お読み頂きありがとうございます。
連載はまだまだ、続きますので、よろしくお願いします。
なお、今年の荒川HCR、第23回都民スポレクふれあい大会は、10/2(日)に開かれます。80Km,40kmの2コースが設定されています。
こちらも如何ですか?
連載はまだまだ、続きますので、よろしくお願いします。
なお、今年の荒川HCR、第23回都民スポレクふれあい大会は、10/2(日)に開かれます。80Km,40kmの2コースが設定されています。
こちらも如何ですか?
Posted by マーク内田
at 2011年07月19日 12:18
